ウッドデッキで後悔しないための基礎知識

ウッドデッキは、リビングからそのまま出入りできる室内に繋がった木製のスペースです。ペットとの日向ぼっこや子供達の遊び場所、ティータイムなど、多目的に使える魅力があります。

そんなウッドデッキですが、素材の種類によって特徴や注意点が異なります。

<h2>◆ウッドデッキの素材は「天然木」と「人工木」</h2>
ウッドデッキは、その名の通り「木」が持つ風合いが魅力。実際には、天然の木材だけで作られたタイプ、天然木に樹脂を混ぜた人工タイプの二つがあります。

<h3>◎天然木</h3>
素材が天然木だけのウッドデッキは、優しい温もりを足で体感できるので、足で触れたときの感触は快適です。

<h3>◎人工木</h3>
樹脂が混ざっているのが人工木です。本物の木材のようなリアル感を追求し、満足度の高い商品も増えてきています。人工なので、「腐らない」「水分に強い」「虫がつきにくい」という特徴があります。水に強いため、泥汚れがついたら気軽に洗えるメリットが魅力です。

<h2>◆天然木のなかでも「ハードウッド」と「ソフトウッド」がある</h2>
「やっぱり“人工”より“天然”のウッドデッキがいい」と思う人も多いかと思います。

実は、天然木のなかでも「ハードウッド」と「ソフトウッド」という2つのタイプがあります。

<h3>◎ハードウッド</h3>
ウリンやイペなど、素材内部の密度の高いものがハードウッドです。文字通り、硬いので耐久性が高く、20年近くも寿命があると言われています。一般的に、「木」は水分による腐りや虫の害に悩まされるもの。しかし、ハードウッドは密な繊維で構成されているので、長持ちします。

ただ、硬い素材で加工の難易度も高いことからDIYには不向き。しかも、材料費は高めとなります。

<h3>◎ソフトウッド</h3>
ソフトウッドは、柔らかい特徴を持つ木材で、代表的なものがマツやヒノキ、サイプレスなどです。柔らかく加工がしやすいことから、DIYでもよく利用されています。価格が安いので、注目度も高めです。

ただ、「ソフト」な素材なので、傷がつきやすい、水分が浸透しやすいデメリットがあります。腐食や虫の被害に気をつけなければなりません。素材そのものが「弱い」「寿命が短い」ので、防腐剤の塗装など小まめにメンテナンスが必要となります。お手入れをサボっていると、数年程度で老朽化に悩むことになるかもしれません。

<h2>◆設置場所に注意する</h2>
天然木、人工木ともに、設置場所には注意しなければなりません。ウッドデッキは、屋根がついていないため、雨が降ったら水分を含みます。人工木であっても水が乾きにくい場所にあると劣化の原因となります。日当たりがよく、そして風が吹き抜けるような場所に設置することをおすすめします。

<h3>◆まとめ</h3>
ひとまとめに「ウッドデッキ」と言っても、種類によって特徴がまったく異なります。検討するときには、まずは素材が持つ特徴を十分に理解しておくことが大事です。

「素足で木の温もりを感じたい」なら天然木、「メンテナンスの時間を極力おさえたい」なら人工木…、というように自分に合っているウッドデッキを選ぶようにしましょう。

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