子育て世帯のマンション選び~専用庭・メゾネット・ルーフバルコニー

子供がいる家庭では、子育てしやすいかをマイホーム選びの基準にするのではないでしょうか。一戸建てかマンションかで悩んだときには、なんとなく一戸建てに軍配が上がりそうですが、マンションでも子育てに魅力的なタイプがいくつかあります。

今回は、マンション探しをしている子育て世代におススメの物件の特徴を紹介していきます。

◆「専用庭」で戸建のような暮らし

マンションの醍醐味と言えば、高層階の窓から見える景色。見晴らしの良い眺望は、マンションならではの魅力ポイントですよね。そんななか、子育て世帯にも注目されるのが専用庭付きの1階。マンションでは敬遠されがちな1階でも、芝生が広がる庭が付いているなんてまるで戸建住宅のような感覚です。

リビングから外に出ることもでき、日向ぼっこにはぴったりですね。公園まで行かなくても、庭で水遊びや土遊びが可能。子供の心を育むために、家庭菜園やガーデニングを一緒にやるのも良さそうです。子供が遊んでいる様子をリビングから眺められるのが子育て世帯には注目ポイントなのかもしれません。

◆「メゾネットタイプ」なら子供の足音での悩みが減りそう

基本的にマンションはワンフロアでの生活。フラットな空間に、キッチンや浴室、トイレ、寝室、子供部屋などがあります。そんな一般的なマンションとは違い、居住空間のなかに階段を設けて、上下に階層が分かれるのがメゾネットタイプのマンションです。

子育て世帯がマンションで気になるのが、子供の足音でしょう。子供は、家のなかでも飛んだり、跳ねたり、走ったりと元気なのが当たりまえ。健やかに成長している表れなのですが、集合住宅では下の階に気を使うものです。メゾネットタイプなら、2階にあたる上層部分で子供を遊ばせれば、他の住人への配慮にもなりますよね。

ただ、階段があるので小さい子供の昇り降りには、じゅうぶん気をつけなければならないでしょう。階段下にゲートを設けて、階段を使えないような配慮もするといいですね。

◆広いバルコニーで開放感の溢れるスペースがうれしい「ルーフバルコニー」

最初に紹介した専用庭も戸建のような感覚で素敵ですが、マンションに住むなら「やっぱり眺望は譲れない」という人もいるでしょう。そんな方にぴったりなのがルーフバルコニー付のお部屋。

通常の部屋についているバルコニーよりもかなり広めで、屋上のような庭のような感覚で使うことができます。専用庭のように芝生や土はありませんが、プランターを置いてちょっとした家庭菜園を楽しんだり、テーブルセットを置いてコーヒータイムのスペースにしたり…。子供と一緒に、日向ぼっこを楽しむのもいいですね。

ただ、下階の屋根部分を利用しているため、あまりうるさすぎるのはNG。そもそも共用部分なので、規約に沿って使うことが求められます。高層階の見晴らし、戸建の庭のようなスペースと、ちょっとした開放感のある暮らし方ができるでしょう。

のびのびと子育てを楽しみたい人たちに注目されています。

◆まとめ

子育て世帯では、「マンションにするべき?」「一戸建てにするべき?」と迷いがち。でも、専用庭、メゾネット、ルーフバルコニーなら、どこかゆとりのある暮らし方もできそうですね。ただ、すべてに言えることですが、マンションでは定められた規約を守らなければなりません。専用庭やルーフバルコニーは特に使い方をしっかり確認することが必要です。子供の安全性についてもしっかり配慮することも大事です。

子育て中の選択肢のひとつとして、マンションをマイホーム選びの候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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